○【中医学ってなに?】
※呼泉堂参考
中医学は、中国伝統医学とも言われ、
数千年にわたる人体の生理と病理の研究と臨床経験が基礎となっています。
<中医学の基本的な考え方>
人は自然界の中で生きており、季節・気候は人の体に影響を与えるものと考えられています。湿度や気温の変化によって気や血の巡りも変わってきます。たとえば、季節の変わり目で気温の変化で体調を崩しやすい時期には治療に来られる方が多くなります。
中医学では人の体を有機的な統一体として捉えます。内蔵と体の
各組織はすべて経絡のはたらきによってつながっています。
経絡は気と血の流れる通り路のことです。病気になると臓腑(内蔵)の機能が失調し、
経絡を通じて体の組織や器官にも反応が現れます。
中医学では患者さんの病態を把握する理論と知識と技術を用いて治療します。
病の原因、どうやって発病したかを診察・診断した上で、治療方針を立て、施術します。
これを、弁証論治と言います。 同じ頭痛でも、寒さに晒(さら)されて起こったものと、
ストレスに晒(さら)されて起こったものとは、原因が違うので病の起きる過程も違います。
当然取る経穴(ツボ)も違います。これを「同病異治」といいます。
また、ストレスからくる胃痛とストレスによる頭痛は原因が同じですから、
治療方針は変わりません。違う症状でも、原因が同じなら治療方針は同じです。
これを「異病同治」といいます。
○【李式家伝鍼灸】
○【経穴(ツボ)について】
○【治療方針の立て方】